マレーシア版

2021年10月18日 (月)

首都クランバレー、国家復興「フェーズ4」入り=マラッカも、18日から

 【クアラルンプール時事】マレーシアのイスマイルサブリ首相は15日、首都圏クランバレーが新型コロナウイルス規制を4段階で解除する「国家復興計画(ナショナルリカバリープラン)」の「第4段階(フェーズ4)」に入ると発表した。マラッカ州も「4」に移行する。いずれも18日から実施される。「コロナ共生」を前提として、経済の中心地である首都圏の社会経済活動が本格始動する。

 首相が委員長を務め、感染状況のリスク判断を行う「パンデミック対策管理委員会」が15日開催された。その場で、ワクチンの成人接種率が目標の9割に達した後も順調に伸びていることなどを考慮し、方針が決定された。

 首都圏(首都クアラルンプール、行政首都プトラジャヤ、スランゴール州)とマラッカ州の「4」への移行のほか、クランタン州、ペラ州、ペナン州、サバ州、クダ州は「フェーズ3」に指定されることになった。

 1日当たりの新規感染者数もピーク時には2万人を超えたが、ここ2週間は1万人を下回って推移している。こうした状況を踏まえ、感染予防策(SOP)についても、帰国後の自宅隔離措置の期間をこれまでの14日間から7日間に短縮するなど、さらなる規制措置の緩和に踏み込んだ。

 

 ◇SOPの新たな変更は以下の通り

1.高速道路にあるサービスエリアは16日から24時間営業を認める。

2.配車サービス(Eヘイリング)に用いる車両は16日から、国家復興計画のフェーズにかかわらず、座席数に応じて乗客を目的地まで運ぶことが可能になる。

3.18日から、外国からの帰国・入国者に対する監視・観察の期間を短縮する。

(1)接種完了している場合は、自宅もしくは、検疫所で7日間の検疫期間を設ける。

(2)接種完了していない場合は、検疫所で10日間を過ごす必要がある。

4.18日から、濃厚接触者に対する監視・観察の期間も短縮する。

(1)接種完了している場合は、自宅で7日間を過ごす必要がある。

(2)接種していないか、もしくは完了していない場合は、自宅で10日間を過ごす必要がある。

5.サイバーカフェは17日から以下の定員に従って営業再開を認める。

(1)フェーズ3では、定員の上限を80%。

(2)フェーズ4では、定員いっぱい認める。

6.11日から州境をまたぐ移動が認められるようになり、聖地への小巡礼(ウムラ)を目的とした渡航に関するSОPも発表されたが、巡礼者は18日以降、出入国の申請サイト「マイトラベルパス(MTP)」を経由せずに出国できるようになる。

7.ミーティングや大規模会議、見本市などの「MICE」について、フェーズ3入り州では、接種完了者に限り対面でのイベントを18日から、以下の条件に従って認める。

(1)唾液を検体とした抗原検査をイベント開催前に行うこと。

(2)物理的な距離の確保を順守すること。

(3)マスクを着用すること。

(4)収容定員を50%とすること。

ICT産業、20年GDPに22.6%寄与=統計局

 【クアラルンプール時事】マレーシア統計局は15日、電子商取引(Eコマース)を含む情報通信技術(ICT)産業全体の2020年の総付加価値が前年比10.4%増の3200億リンギ(約8兆7775億円)だったと発表した。マレーシア国内総生産(GDP)への寄与度は22.6%で、前年の19.2%から3.4ポイント拡大した。

 GDPに占める割合は、ICT産業が14.2%(前年12.9%)、非ICT産業系Eコマースが8.4%(同6.3%)だった。

 ICT産業の20年の総付加価値は前年比3.3%増の2016億リンギ。分野別の割合はICTサービスが45.0%、ICT製造が34.5%、ICT取引が14.2%、コンテンツ・メディアが6.3%だった。

 ICT産業の20年の雇用数は2.0%増の116万人で、マレーシア全体の雇用の7.7%を占めた。分野別割合はICT製造が35.3%、ICTサービスが29.5%、ICT取引が21.7%、コンテンツ・メディアが13.5%だった。

 ICT産業を含めたEコマースの総付加価値は前年比26.5%増の1633億リンギ。EコマースのGDPに占める割合は、ICT産業系が3.1%、非ICT産業系が8.4%だった。

新型コロナ感染者、6145人=累計は239万0687人

 【クアラルンプール時事】マレーシア保健省は17日、新型コロナ感染者を6145人確認したと発表した。これにより累計感染者は239万0687人となった。

《トップニュース》

《経済》

  • マレーシア入国解禁に向け、検証実施=まず政府関係者から、ビジネス往来を見据え
  • 8月の天然ゴム生産、前年比3.6%増=統計局
  • 日本アセアンセンター、東南アジア5カ国の人事・労務事情を解説=20日に無料セミナー
  • 印刷のエス・ワイ・エスに2億の融資=トレカ人気受け、マレーシア拠点拡張へ―商工中金
  • ランカウイ島で外国人観光客受け入れ提案=ナンシー担当相
  • KL−ジョホール間高速鉄道の調査完了=内閣に提出へ―ムスタパ首相府相
  • 政府、株式会社変革プログラム発表=証取ブルサが指揮、財務強化など図る
  • 新型コロナで離職率が上昇=給与とキャリアアップに不満
  • 魚肉ソーセージ、マレーシアに=「ハラル認証」も取得―東経連と九経連
  • プランテーション投資、ポジティブに据え置き=メイバンクIBリサーチ
  • コロナ対策の賃金補助、第2弾累計13.95億リンギ=1日時点
  • 〔東南アジア株式〕おおむね上昇=コロナ規制緩和で(15日)

《産業》

  • レクサス、「ES250」のスポーツモデル発売=デザインや快適性を向上
  • 富士フイルム、新型スマホ用プリンターを22日発売=「QRコード」添付機能も搭載
  • プロトン、専用エンジンオイルを発売=SUV含む全車に対応
  • UEMエジェンタ、ワクチン接種センター開設=首都圏の12〜15歳向けに
  • FGV、香り米の栽培強化=25年までに3.5%シェア獲得へ
  • アグロバンク、農業分野のデジタル化で包括的金融支援提供へ
  • セダニア、デジタルイスラム銀行運営に参入か=FCAキャピタルと覚書
  • LPIキャピタル、損保など好調で22%増益=7〜9月期

《政治》

  • マラッカ州議員2名、党員資格を剥奪=州政府崩壊を先導と批判―UMNO
  • ミャンマー軍トップを排除=下旬のASEAN首脳会議

《社会》

  • コロナ共存へクリニックの役割拡大=ノル・ヒシャム保健局長
  • シノファーム製ワクチン利用可能に=デュオファーマ供給

《コラム・リポート》

  • 【ASIA穴場スポット】荒波と絶景洞窟 香港
  • 【アジア進出インタビュー】第395回〔韓国〕「海外初のロボットホテル、あがいて軌道に」変なホテル ソウル 明洞・立石寛征マネージャー

《中国・香港・台湾》

  • 不動産会社がデフォルト=社債償還できず―中国
  • 中国恒大、元建て社債の利払い実施へ=国内優先鮮明に
  • 中国、8月に極超音速兵器実験か=核搭載型、地球周回後に着弾―英紙

《シンガポール》

  • テマセク、ディープテック研究開発に850億円投資=ヘン副首相
  • 中国のTPP加入申請「支持」=シンガポール首相が表明
  • 三菱地所とキャピタランドが中国に大規模オフィス=高層ビル4棟の街区稼働

《タイ》

  • サイアム・マクロ、小売店ロータスズの親会社に
  • TTCL、ベトナム子会社の保有株90%を出光興産に売却

《インドネシア》

  • プルタミナ航空子会社が引き継ぎも=ガルーダ破産の場合―国営企業省
  • 輸出入とも前月下回る=9月貿易、統計局

《ベトナム・その他東南アジア》

  • ベトナムとシンガポール、FTA活用でビジネス協力強化を=ジエン越商工相
  • バンブー航空、ハノイ―ディエンビエン線の運航開始
  • 国軍、スー・チー氏弁護士にかん口令=公判情報で「社会不安招く」―ミャンマー

《オセアニア》

  • 豪、コロナ禍からの正常化加速=ワクチン普及、温度差も

《自動車・二輪》

  • トヨタ、11月も部品不足で減産=最大15万台、年間計画維持
  • 9月の欧州新車販売、23.1%減=半導体不足で3カ月連続マイナス
  • 今年の自動車販売、80万台に回復も=目標超過を楽観―業界団体・インドネシア
  • ビンファスト、ロス自動車ショーに出展=米でのEV予約受け付け、22年上期開始―ベトナム
  • 長城汽車EV、予約開始2日目で4千台超え=航続距離500キロ―タイ

《Japan/World Today》

  • 与野党党首、経済政策で討論=衆院選、19日公示

《人事・訃報》

  • クミアイ化学工業社長に高木専務が昇格=小池氏は会長に―11月1日就任

《マーケット情報》

  • 三菱UFJ銀行 アジア通貨日報 2021年10月15日
  • MUFGバンク(マレーシア)気配値 15日終値
  • アジア主要市場の株価指数(15日、カッコ内は前営業日比)
  • シンガポール・ゴム相場(SICOM、15日)

《新聞各紙から》

  • 東京各紙朝刊(18日)

《お知らせ》

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