ベトナム版

2021年9月24日 (金)

ソンミーLNG基地の合弁合意に署名=米AESとPVガス

 【ハノイ時事】米国のエネルギー会社AESと国有石油・ガス会社ペトロベトナム(PV)傘下のPVガスは22日、ベトナム南部ビントゥアン省で計画するソンミー液化天然ガス(LNG)基地の合弁会社設立に関する合意文書に署名した。署名式は22日、米ニューヨークで行われ、国連総会のため訪米しているグエン・スアン・フック国家主席らが立ち会った。

 ソンミーLNG基地は、ビントゥアン省でのLNG火力発電所プロジェクトの一部で総投資額は13億1000万ドル(約1435億円)。第1期の貯蔵能力は年360万トンで、その後900万トンまで引き上げることを計画している。2025年末に運転開始を目指すソンミー第1、第2火力発電所向けの燃料として、LNGを加工し、供給する。

 フック主席は、両国の関係者がソンミーにおけるプロジェクトに注目していると指摘。LNG基地の整備事業に投資する今回の合弁会社がLNGの供給を確実にし、ベトナム南部の主要な経済地域の発電需要に応えることに貢献すると期待を込めた。PVガスとAESの幹部による署名式には、フック首席に加え、グエン・チ・ズン計画投資相、グエン・ホン・ジエン商工相、グエン・タイン・ギ建設相らが同席した。

 ベトナムではLNGの貯蔵施設と火力発電所を一体で開発するプロジェクトが複数進められている。LNGは米国から輸入されるとみられ、2国間で問題となっている貿易不均衡の是正にもつながるとされる。

米グーグルとDX戦略で覚書=クラウドでAIなど活用―ベトナム複合企業ビングループ

 【ハノイ時事】ベトナムの複合企業大手ビングループは23日、米グーグルのクラウドサービス部門「グーグルクラウド」とデジタルトランスフォーメーション(DX)戦略に関する覚書を交わしたと発表した。ビングループのグエン・ベト・クアン副会長とグルーグルクラウドのトーマス・クリアン最高経営責任者(CEO)が、米ニューヨークで覚書に署名した。国連総会で訪米中のグエン・スアン・フック国家主席が立ち会った。

 ビングループがグループ全体で進めるDXの取り組みをグーグルが後押しする。多様な事業分野において、クラウドで提供する機械学習、人工知能(AI)、データ分析などの先端技術を応用する可能性を模索する。

 クアン副会長は「この協力関係における新たな一歩は、顧客体験を高めるためにデジタル技術を利用するだけでなく、ビングループの世界戦略を実現するのにも貢献するだろう」と語った。クリアンCEOは「ビングループとデジタル経済を促進する長期的な取り組みを進めることを誇りに思う。DXを熟知するグーグルクラウドは、ビングループの継続的な成長と技術革新のプロセスを支援する最適のパートナーだと確信している」と述べた。

今年の成長率3.97〜4.54%=22年以降は8%超への加速必要―ベトナム・ハノイ

 【ハノイ時事】ベトナムの首都ハノイ市は、201〜25年に7〜7.5%の経済成長を目指している。新型コロナウイルスの影響により、今年の成長率は3.97〜4.54%にとどまると試算されており、22年以降は年平均で8.25〜8.4%のかなり高いペースで成長することが必要になる見通し。ハノイ・タイムズ紙(電子版)が22日報じた。

 ◇慎重シナリオでも7%超の成長必要

 市共産党委員会のディエン・ティエン・ズン書記が署名した21〜25年の市の社会経済発展計画では、別の成長シナリオも示された。あまり楽観的でないシナリオは、この期間の平均成長率を6.5〜7%と見込んだ。今年10〜12月期に新型コロナが封じ込められ、22年下期か後半に集団免疫が実現することを前提とした。 22〜25年の成長率には7〜7.77%の成長が必要との見方を示した。

 党委員会は計画で、成長目標の実現に向けて、市は新型コロナ対応を含めた大きな課題に直面しているとの認識を示した。さらに「市が将来に備えて新型コロナの状況を包括的に評価し、16〜20年に残された問題点に抜本的に対処するために作業を進めることが重要だ」と強調した。

 ◇技術革新に基づく成長モデル目指す

 党委員会は市の各部局に対して、二つの成長シナリオに応じた実現可能な予算案をまとめるよう要請した。そうした対応により、社会福祉を維持し、新型コロナが収束した時点で経済を立て直すために十分な資金を確保する主要な方策になると指摘した。

 市計画投資局のドー・アイン・トゥアン局長は22日の市人民評議会で、発展のために資源を投入する上での障害を取り除きつつ、公共投資の執行加速を目指すと語った。市は25年までに、成長モデルを先端技術、技術革新に基づくものに再編することにより、競争力の向上を狙う。

 今後5年で国の予算に18.5%貢献するとともに、国内総生産(GDP)への寄与度は16%とし、貿易は全体の8.6%を占める規模に拡大させるとしている。

TPP各国と緊密に協議=中国、台湾の加入表明で

 【ハノイ時事】ベトナム外務省の報道官は23日の記者会見で、環太平洋連携協定(TPP)への中国、台湾の加入申請について、「他の参加国と作業し、緊密に協議する」と語った。日本などとともに加盟するTPPに関しては、「自由で開かれた包括的な協定だ」と説明。「参加国は新規加入に向けた基準、スケジュールなどのルールで合意している」と述べ、TPP各国と連携し、こうした手続きを進める姿勢を示した。

 報道官はまた、「中国との間で、協定への加入をめぐり、情報・知見を共有する用意がある」と述べた。

 新規加入に向けては、最高意思決定機関の「TPP委員会」の場での決定が必要になる。TPPには、日本、カナダ、メキシコ、チリ、ペルー、オーストラリア、ニュージーランド、ベトナム、マレーシア、シンガポール、ブルネイの11カ国が参加。2018年12月に協定が発効している。

フーコック島への外国人受け入れ、10月は困難=地元住民のワクチン接種進まず

 ベトナム南部キエンザン省人民委員会のラム・ミン・タイン委員長によると、同省は10月、フーコック島に必要回数のワクチン接種を完了した海外観光客を受け入れる計画だが、地元住民へのワクチン接種率が低いため、準備が整っていない。オンラインメディアのVNエクスプレスが伝えた。

 タイン委員長は、フーコック島は観光業再開に向けた計画を実行するために必要な環境を10月末までに整えることは難しいと語った。ワクチン接種は、18歳以上の住民の35.2%が1回目、6.13%が2回目の接種を完了した状況。

 同島では、集団免疫を獲得するために、あと25万〜30万回分のワクチンを必要としているが、最近の割り当ては少ないという。 タイン委員長は、たとえ必要分のワクチンが今、割り当てられたとしても、住民の9割に接種を完了するには、約2カ月かかるだろうと述べた。

 省観光局のブイ・クオック・タイ局長によると、省は外国人観光客をフーコック空港で歓迎し、指定のホテルに案内する流れを見直すために、10月に予行練習を実施する。(ハノイ時事)

《ベトナムトップニュース》

《ベトナム経済・産業》

  • 小売市場で力つける国内企業=海外勢支配を脱し
  • T&T、米企業と数件の覚書=再生エネや飼料原料購入など
  • 家電子会社を設立=資本金1兆ドン―ベトナム鉄鋼大手ホアファット
  • キドグループ、「チュクチュク」ブランドのオンライン販売開始へ
  • 工業団地の投資企業、用地収用の遅れを問題視=ビジネスチャンス逃す
  • 銀行が活発な社債発行=コロナ禍で資金不足、自己資本拡充も
  • IT活用の保険関連サービス会社に出資=ベトナム投資ファンドのベトキャピタル
  • TPP加盟国向け輸出、7月は39億ドル=前年比2割強の増加
  • 21年の輸出、過去最高の予想=貿易黒字はコロナ収束がカギ
  • タイ産砂糖への上乗せ関税逃れを調査=マレーシアなど5カ国経由し流入―ベトナム商工省
  • 「ゼロコロナ」からの転換訴え=経済回復へ3視点―ベトナム首相経済諮問委員長

《ベトナム一般》

  • 韓国、ベトナムに新型コロナワクチン100万回分を供与へ=両国首脳、米国で会談
  • 中国製ワクチン2千万回分、調達へ=保健省に購入手続き指示―ベトナム政府
  • 南沙諸島海域への中国輸送機侵入を非難=即時停止を要請―ベトナム外務省
  • ホーチミン市FV病院、ドライブスルーの新型コロナ検査場を設置へ=国内で初
  • ホーチミン市、政府に1000万回分のコロナ検査キット配布を要請
  • 配達業者、キットでコロナ検査=24日から従業員に―ホーチミン市
  • バリアブンタウ省、コロナ対策の制限を緩和=ロックダウン地域除き

《各地のベトナム関連ニュース》

  • 2C2P、国際送金サービス強化でベトナム、カンボジアと提携
  • ティップ・スラット、ドリアン由来のスキンケア製品投入=狙いは中国市場
  • パン・パシフィック、新ホテル13軒開業へ=世界各地で24年までに

《ベトナム経済資料》

  • ベトナムのドン・金相場(9月23日)

《コラム・リポート》

  • 【ASIA穴場スポット】世界最古の天文台=北京
  • 【政界・深層海流】菅義偉政権への挽歌 政治ジャーナリスト 田崎史郎

《ミャンマー・カンボジア・ラオス》

  • どちらが正統大使?=アフガン、ミャンマー代表―国連
  • 国家統治評議会、ミャンマーを10年以内にASEANトップの経済大国に
  • ラインタヤの縫製工場が閉鎖=失業者は50万人超え―ミャンマー
  • 中央銀行、特定の輸入業者に優遇レートでドル売り=ミャンマー
  • 家具ECF、第4四半期の業績は堅調=海外市場での注文増が貢献

《タイ》

  • 8月の自動車生産、前年比11%減=半導体不足で13カ月ぶり低水準
  • 8月の二輪生産、前年比28.8%減の約12万台=14カ月ぶり低水準

《TPP》

  • 台湾、中国加入に危機感=日本産食品の輸入再開も―TPP申請「経済戦略の一環」
  • TPP、日本のかじ取り難しく=対中配慮で各国に相違―台湾申請
  • 日本食品の禁輸解除がカギ=TPP加入交渉―台湾
  • 台湾のTPP加入申請「歓迎」=茂木氏、米には復帰促す
  • 台湾のTPP加入に反対=中国
  • 中国軍機24機、台湾識別圏に=TPP加入申請に反発か
  • 台湾のTPP加盟「強く支持」=日系企業団体、「できる限り協力」

《中国・香港・台湾》

  • 社債利払い、猶予期間に=経営危機の中国恒大

《シンガポール》

  • パナソニック、シンガポールでの冷蔵庫部品生産打ち切り=アジア統括機能は維持
  • 武田がゼロ排出ビル着工=1400万米ドル投じ
  • 配膳ロボットをシンガポールなどで展開=ソフトバンク、中国AI企業と提携

《マレーシア》

  • ソーラーベスト、太陽光発電導入の資金支援=商業・工業部門向け

《その他アジア》

  • 石炭依存経済の脱却急務=中国の支援停止で
  • 政府機関、全車両をEVに移行=30年の完了目標

《日系企業のASEAN進出速報》

  • 日系企業のASEAN進出速報

《自動車・二輪》

  • ホンダ車にグーグルOS搭載=22年から、ナビなど声で操作
  • アイシン高丘の合弁自動車部品工場、大連瓦房店で着工=中国

《マーケット情報》

  • アジア主要市場の株価指数(23日、カッコ内は前営業日比)
  • 上海メタル(23日)

《予定》

  • きょう(24日)の発表行事予定

《新聞各紙から》

  • 東京各紙朝刊(24日)